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vol.4 融資か出資か。それぞれのメリット・デメリット

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■テーマ 融資か出資か。それぞれのメリット・デメリット

起業するのであれば絶対に知っておかなくてはならない内容
ですので、 今回はこのテーマを取り上げます。

突然ですが、水の入ったバケツを想像して下さい。そのバケツの底面に穴をあけたら、
水がこぼれていきます。この水はお金、バケツは会社のことです。
会社が存続する以上、若しくは生きている以上、お金は一定額以上出ていきます。
この水がなくなる前に、どこかから水を汲んでこなくてはなりません。
一番いい水は「売上」という水です。売上という水がこぼれていく水よりも大きくなれば、
毎月バケツの中の水が増えていき、バケツを大きくしていけるサイクルに入ります。

しかし、創業当初からこのようにはうまく行きません。

ほとんどの事業は当初、「こぼれる水」>「入ってくる水」の時期があるはずです。
そんな状況において、 「融資」「出資」は、バケツに水を注いでくれる
命の水になってくれます。
この「融資」と「出資」という水を使い分けながら、起業家は会社を維持し、
大きくしていかなくてはなりません。
「融資」も「出資」も資金であることに相違はありません。では何が違うのか。

それは調達後の義務という視点から示されます。

まず、融資の義務は、「返済」と「利息の支払」の2点です

返済開始時期、借入年数及び利子率などの契約条件は、契約ごとに異なりますが、
上記の2点については必須の要素となります。
例えば、300万円を期間5年で借りたとすると、借りた月から5万円強の返済が生じます。

例えば、極端にいえば、その借入金で300万円の設備投資をして、次の月に売上が
あがらなければ5万円強の返済資金が早くも危ういということになります。

すなわち、融資することで先行投資が可能になりますが、投資の成果が
出なかった場合などには返済が負担になることがあります。

一方で、出資というのは、「返済」しなくていいいし、「利子もない」んですね。
事業が立ち上げで、うまくいくかいかないか分からないという状況においては、
大きなメリットです。

しかし、他人から出資をしてもらうことには大きなデメリットがあります。
それは、出資者は株主となり、会社の所有者となるということです。

例えば、Aさんが株式会社を資本金600万円で立ち上げ、
自分が代表取締役になったとします。
Aさんは200万円出資し、叔父さんに400万円出資してもらったとすると、
会社の持ち分の3分の2は叔父さんの所有になってしまうというわけです。

でも、代表取締役は自分ですし、事業を回しているのも自分。
だから、この会社は自分の会社だって思いますよね。

では、株式会社の経営者と株主はどっちが強いのでしょうか。

株式会社においては明確に、経営者よりも「株主」の方が強いのです。

なぜなら、株式会社の経営者である取締役は、所有者である株主が、
株主総会で選任するからです。
上記の状況においては、叔父さんはいつでもAさんを取締役から解任し、
自分や他の人間を取締役に据えることが可能です。

これは基礎的ですけど、本当に重要な知識です。

以上、「融資」と「出資」について、その違いを述べてきました。
ネガティブな内容にも見えますが、事業に資金は絶対に必要なものです。
調達した資金がもつ性質、コスト及び義務をしっかりと理解したうえで、
積極的に活用しましょう。

次回は融資について、「創業時の融資先とその特徴」、次々回は出資について、
「出資にまつわる注意点」を取り上げます。

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