儲かる会社の「しゃべる」数字

出版社  :  日経BP 日本経済新聞出版 (2022/12/10)

発売日  :  2022/12/10

単行本(ソフトカバー)  :  256ページ

【内容紹介】

経営に必要な数字って、実はすごくシンプル。

行動実態を語る数字の声に耳を傾けるだけで、

必ず業績が上がり、未来が変わる!

 収益性や安全性、成長性を知るために行われる財務諸表分析。ここで気をつけたいのは、これら数字は全体をみるために組み合わされ、丸められ、その結果、実際の企業行動との乖離が生じていくということ。経営は様々な要素から成り立つのだから、その要素に分解してみないと、どこに問題があるのか、強みがあるのか、真の姿はわからないのだ。

 □実は値上げが最も収益改善には効果的だった

 □儲かっていない事業に経営資源を投入していた

 □採用費の支出が怖くて人材投資を控えてチャンスを逃してしまった

 □節税に励んだつもりがかえって収益の足を引っ張っていた

 行動の結果もたらされた数字は、「あなたの会社はここが問題だよ」としゃべってくれる。その声を聞けるようになれば、もう怖いものはなし。では、どうすれば声が聞こえるのか?

 そもそも会社の数字は、すべてが行動の結果なのだから要素ごとに分解してしまえば、とてもシンプルなものになる。どこが儲かっているのか、何か危険な兆候はないか……数字が勝手にしゃべりだすように仕向けることで、生きた経営計画の策定と現実を直視した進捗管理が可能となり、結果として企業行動は確実に変わるのだ。

 本書は、どうすれば数字を見やすく工夫できるか、これからすべきことがわかるようになるかを、会社数字の活用法を極めた著者が、豊富な事例と共に実践的に解説する、まさに「目から鱗」の、まったく新しい経営指南書。

【目次】

数字なんて見なくても経営できる?

事業とは「お金」を増やすゲーム

社長としての「会計レベル」をチェック

「数字の力」を経営に活かす、とは?

[成功事例1]一時的な赤字を耐え抜き、採用を強化して大きく成長 人材派遣事業P社

決算書のことを簡単におさらいしよう

社長は決算書のどこを見ればいいの?

社長にマッチするレビューシートとは?

数字がしゃべる「絵本」を作ろう

数字が正しい意思決定に導いてくれる

数字の声を聞くポイント(数字を見るコツ)

自社の「儲かる要素」を「分解」してみよう

利益を上げる要素を知ろう

まずは値上げから考えてみる

値上げ以外の要素にも注目する

要素分解で見るビジネスモデル

要素分解で気をつけるべきこと

要素分解で次の一手が見えてきたら

[成功事例2]客単価アップにより低操業で利益を確保 高級手打ち蕎麦店W

第4章 数字と行動を連動させれば未来が変わる

ほしい未来から逆算すればもっと成長できる

事業計画という未来への羅針盤

進捗管理をすることで計画は実現できる

事業計画の策定前にすべきこと

定期的に見直すことで数字がより活きる

「予算を達成できない」のは悪ではない

第5章 数字の声を聞いて、会社が伸びた!

「その仕事は時間をかけるに値するか」を冷静に判断できた インフラ営業Q社

利益率の悪い仕事を損切りして大きく成長 工務店R社

人を雇うハードルを乗り越え、経営者として成長 士業事務所L

数字の声を聞いてビジネスモデルが変わった LP制作代行事業Y社

好調な本業の利益を行き過ぎた節税ですり減らし、会社の成長が阻害されていた 人材紹介事業Z社

著者

売上アップする事業計画策定ならお任せください!

萩口 義治|はぎぐち よしはる

財務コンサルタント。公認会計士・税理士。株式会社HG&カンパニー代表取締役。はぎぐち公認会計士・税理士事務所代表税理士。

私たちは、会計事務所の基本的な仕事である、過去の集計としての決算や申告書を作成することを大切にしながらも、

数字のチカラで未来を変える

ということにも日々挑戦し続け、試行錯誤を続けています。

その中で一つ形になっているサービスが、事業計画の策定で、本当に欲しい未来を創作し、その未来を得るために必要な行動を計画する。

計画策定後、数字と行動の進捗管理をしながら、毎月の企業行動をより効果的で効率的なものに洗練していく。そのことで本当に欲しい未来を手にするというものです。

今なら補助金を使って進めることも可能ですので、「数字のチカラで未来を変える」という世界の扉を開き、その成果を得てください。